物々交換サイトの収益性の問題点と課題、その2
kyosuke
Posted On 08/15 2007
物々交換サイトの収益性の問題点と課題、その2
あまり人気のないカテだけど、
のんびり書いていきます。
その1では、広告収入だよりの物々交換サイトは収益面で破綻する等など
http://give-n-take.net/gat/user/show_diary/121
今回、その2は、
交換ごとに利用料をとる物々交換サイトについての考察です。
交換ごとに利用料をとる物々交換サイトの代表格としては、
diglog、次にhimalaya、両方ともCDの交換サイト。
ユーザーは交換ごとに、交換手数料を300円ぐらい支払います。
そしてその、交換手数料がビジネスモデルになります。
・・・
やっべ
のんびり書きながら、調べていたら、
物々交換サイトの差異があーだこーだにかかわらず、
全ての物々交換サイトが、やはり失敗してるっぽい。
(交換ごとに利用料をとる物々交換サイトについての考察は無視します)
Alexaによるトラフィックによると
トリカル(全て無料の物々交換サイト)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=trical.jp
7月12日頃?にテレビで紹介されて、たくさん人が来たけど、
その後すぐに下降、地べた這いずってます・・。
diglog (交換ごとに手数料をとる物々交換サイト)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=dig-log.jp
5月上旬に、なんかプレスリリースをしていたと思うけど、そのときに人が来て、
その後、地べた行き・・・。
Bibuly(古本の交換サイト、今だけ交換手数料が無料)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=dig-log.jp
最近話題だけど、上記のサイトと同じ運命を迎えそう。
共通しているのは、
テレビでの紹介やプレスリリースで人が来て注目されたけど、
利用している人が増えていないといったところです。
だいたい、
普通の物々交換サイトでは送料がかかって、利用料もかかる場合があります。
利便性が悪いわりに金銭的なメリットがないんです。
メリット:
いらないものが、欲しいモノと交換できるかもしれない。
デメリット:
毎回送料がかかる。 毎回手間がかかる。 交換できるまで保管しないといけない
無理だよな・・、このモデルじゃ。
このサイト(Give Forward)の物々交換だと
http://give-n-take.net/gat/information/show_help/15
メリット:
ユーザーに送料がかからない、手間が一度ですむ。一気に処分できる。いらないものが、欲しいモノと交換できるかもしれない。
デメリット:
マージンを取られる。サイトが潰れたら全てパーかも。交換できるアイテムがまだ少ない(2007年8月現在2000点ぐらい)
マージンは、例えば、
あるアイテムを提供すると提供したユーザーは200ptもらえたとします
そのアイテムをサイトでは300ptで他のユーザーへ提供します
主に、このマージンの仕組みでサイトの運営(送料の負担)が行なわれます。
サイトがマージンを取る代わりに、送料を負担して、ユーザーにかかる手間も軽減しています。
サイトが潰れたら全てパー、に関しては、
まず、潰れることはないと思っています。
利用者が増えれば、サイトの負担(送料+手間)が増えますが、
マージンによる収益も増えるので負担を相殺することができます。
逆に利用者が増えなければ、
マージンによる収益が増えませんが、サイトの負担も増えないので問題ありません。
交換できるアイテムがまだ少ないという点ですが、
だいたい交換できるアイテムの数は毎月5-10%くらいで増えているので、
そのうち、このデメリットはなくなると思います。
とまぁ、このサイトでは、そんなモデルを組んでいます。
これに加えて、現在、違う角度から攻め込む準備をしています。
できるまで結構時間がかかりそうですが、
できあがれば、このサイトの強力な右腕になります。
ついでですので昔書いた、“現状のままでは全ての物々交換サイトは、失敗します”を紹介します。
長いですよ。
タイトル “現状のままでは全ての物々交換サイトは、失敗します”
----------------------------------------------------------------
主観的に捉えられてしまうかもしれませんが、
全ての物々交換サイト(このサイト、Give Forwardを除く)は、
現状のままでは、全て敗退、衰退、失敗します。
この傲慢な発言は、他の物々交換サイトへの嫌がらせではなく、
今の方法では真似もしたくないから、違う方法を考えて試してもらいたいための発言です。
そして、良い方法が見つかれば、真似をしたいという、どっちみち・・・な発言です。
とにかく、今のままでは、
みんな一列に並んで、崖から飛び降りようとしているように見えます。
なぜこんな風に結論付けてしまうかというと、
結果論的ですが、
先行しているアメリカの物々交換サイトが、ことごとく失敗しているからです。
どうしようもない事実が、ここにあります。
(信憑性の低い情報や、自分の主観が入るので、そのへんを適当に勘定に入れてください)
日本の物々交換サイトは、今年に入ってから現れだしましたが、
アメリカの物々交換サイトは、ちょうど一年くらい前から現れています。
(昔からあるにはあるけど、有名どこが現れたのは、こんな感じ)
アメリカの物々交換サイトは、既に全滅状態です。
ドイツの物々交換サイトも、少し確認を取りましたが、
こちらは現在、利用者の頭打ちになり、下り坂に入っています。
唯一の希望の星である、アメリカのCD交換サイトのlala.comは、
去年の時点で、登録数30万人、CDトレード数50万枚、CD登録数180万枚 (大体9ヶ月間くらい?)
という数字をたたき出しています。
アーティストに還元したり、ライブコンサートを聞けるようにしたり、インターネットラジオを乗っ取って、lalaのサイトで聞けるようにしたり、いろいろな取り組みをしています。
この唯一の希望の星でさえ、今年に入ってからは右肩下がりの落ち目に入っています。
そして、最近になってからは、どうやらCDの物々交換という単一の方向を捨てて、
iTunesの独占市場を狙う、音楽ストリーミングに乗り出しています。
日本の物々交換サイトは、
アメリカからアイデアをそのままパクッてきたかのようなサイトばかりです。
パクること自体は、それほど悪くはありません。
何事も模倣から始まります。
ただ、パクッて来た先(アメリカの物々交換サイト)が、つぶれかかっているのが問題なのです。
さらに悪いことに、日本の物々交換サイトは、模倣しただけで、全然工夫が見られません。
創意工夫というか、日本人の得意とする改善が施されていないのです。
アメリカで失敗しているからといって、
日本で失敗するとは限らない。
という人もいるかもしれません。
ただ、その考えは、考えではなく、単なる実体のない期待です。
一年前のアメリカの物々交換サイトに関するコメントを読んでみると、
今の日本の物々交換サイトと同じような感想を言っています。
要らないモノを交換できるなんて、良いアイデアだ!
ぜひ、使ってみたい!と。
それから一年、アメリカの物々交換サイトは、棺おけに片足を突っ込んでいるlala以外は、消滅しました。(サイト自体は、残っている場合がありますが、交換はほとんど行なわれていない状態にあります)
実際のところ、改善だけでは、
ユーザー主導での物々交換は、どうにもならないと考えています。
ユーザー主導の物々交換というのは、
ユーザー⇔ユーザー での物々交換をさします。
そして、そこには、誰も欲しがらないモノが沈殿して溜まっていくという欠陥があります。
あなたの要らないモノは、私の欲しいモノかもしれない論
は短期的には通用しても、中長期的に通用しません。
短期的には、あなたの要らないモノを欲しと思う人が現れるかもしれません。
しかし、そこから漏れたモノ、誰もが欲しがらないモノが溜まっていきます。
悪いことに、誰もが欲しがらないモノでも、人は高く売りつけようとする傾向があります。
結果、誰もが欲しがらないモノが物々交換サイトに溜まります。 要らないモノ同士の交換は成立しません。 そして、要らないモノばかりある物々交換サイトは、当然のように使う人がいなくなります。 物々交換サイトは失敗に終わります。
短期的には成立しても、時間が経てば経つほどクビが絞まっていきます。
では、インターネットでの物々交換という取り組み自体、間違いなのか?というと、そうではないと考えています。
私が考えている、現在での唯一の解法は、
ユーザー主導ではなく、このサイト(Give Forward)で行なっているような、サイト主導で物々交換を行なうことです。
サイト主導というのは
ユーザーは、物々交換しても良いと思うものを、サイトに一部、もしくは全部を郵送して提供します。
サイトは、そのモノごとに、
Amazonの中古情報や、古書情報から、ユーザーに適切なポイントを与えます。
市場価格が安いものには、少ないポイント、
市場価格の高いものには、多くのポイントを与えます。
ユーザーは与えられたポイントを使って、サイトの保管所にある欲しいモノを受け取ります。
この仕組みによって、
誰も欲しがらないモノでも、高く売りつけようとする傾向を封鎖します。
人があまり欲しがらないモノでも、安く手に入るなら、
自分にとっての掘り出しモノを見つけるきっかけにもなるかと思います。
試しに読んでみよう(聴いてみよう、見てみよう)といった感じに。
また、誰もが欲しがらないモノ = 安いモノ
という傾向が成り立つので、サイトの判断で、強制的にご臨終(焼却!)してもらっても誰も困りません。 (賃貸相場の安いところに保管場所を置けば、強制的にご臨終してもらう必要もなくなります)
サイト主導の物々交換にも問題点があります。
最大の問題は、サイトが信用できるかどうかわからない
という問題です。
ユーザー主導の物々交換は、
交換するモノをユーザーが保持しているので、1つ1つ対応することで、騙されるかもしれないというリスクを分散できるので、サイトをそれほど信用する必要はありません。(ネガティブな意見として、1つ1つ対応するから、送料も高くなるし、手間もその分かかり、さらに、ほしがる相手が出てくるまで、ずーと持ち続けなければならない)
サイト主導の物々交換は、
ユーザーはまず数十点のモノをサイトに郵送します。そのため、騙されるかもしれないというリスクが分散できないため、送り先のサイトにかなりの信用が必要になります。(チャレンジャーは気にしないかもしれませんが、大多数の人にとってはサイトに対する信用が必要になります)
いくら提供しても良いと思うモノや、要らないモノでも、
そして着払いで受け付けるといっても、送る手間が発生します。
信用できないサイトでは、要らないモノでも送らないというのが実情だと思います。
ユーザーとサイトの相互の信用の元で、
サイト主導の物々交換が成立します。
新しい試みで、かつ新しいサイトなので、
信用できるかどうかの判断ができないと言っていいと思います。
では、どうすれば信用を生み出すことができるかというと、
短期的な解法は、私は持っていません。
信用は、コツコツ積み上げていくものだと思っています。
最初から信用しろと強要するのは、土台無理があります。
中長期的に問題にならない程度の、資金を使って、
サイトにある在庫を増やしていけば、欲しいモノがあるというきっかけが増え、試してみようとするユーザーも増えると思っています。
1回試して使ってもらえれば、サイトの信頼も高まり、次回からは壁がなくなり、リピーターになってもらえます。
ユーザーから信用が得られれば、
サイト主導の物々交換の様々な問題点は、改善すれば解決可能な問題に当てはまるので、中長期的に問題がなくなります。
私はサイト主導の物々交換を主張していますが、
ユーザー主導の物々交換をあきらめているわけではありません。
ただ、現時点では解法が思いつかないので、取り組めないアプローチです。
うまくいく何か良い方法を考えようとしています。(1年経っても、思いつきません・・・)
長くなりましたが、もう1つおまけ。
物々交換だけでは、ユーザーのニーズは満たせません。
物々交換+α
でも、十分ではありません。
物々交換+A+B
にする必要があります。
時間はかかると思いますが、新しい組み合わせを模索すべき時です。
あまり人気のないカテだけど、
のんびり書いていきます。
その1では、広告収入だよりの物々交換サイトは収益面で破綻する等など
http://give-n-take.net/gat/user/show_diary/121
今回、その2は、
交換ごとに利用料をとる物々交換サイトについての考察です。
交換ごとに利用料をとる物々交換サイトの代表格としては、
diglog、次にhimalaya、両方ともCDの交換サイト。
ユーザーは交換ごとに、交換手数料を300円ぐらい支払います。
そしてその、交換手数料がビジネスモデルになります。
・・・
やっべ
のんびり書きながら、調べていたら、
物々交換サイトの差異があーだこーだにかかわらず、
全ての物々交換サイトが、やはり失敗してるっぽい。
(交換ごとに利用料をとる物々交換サイトについての考察は無視します)
Alexaによるトラフィックによると
トリカル(全て無料の物々交換サイト)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=trical.jp
7月12日頃?にテレビで紹介されて、たくさん人が来たけど、
その後すぐに下降、地べた這いずってます・・。
diglog (交換ごとに手数料をとる物々交換サイト)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=dig-log.jp
5月上旬に、なんかプレスリリースをしていたと思うけど、そのときに人が来て、
その後、地べた行き・・・。
Bibuly(古本の交換サイト、今だけ交換手数料が無料)
http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?url=dig-log.jp
最近話題だけど、上記のサイトと同じ運命を迎えそう。
共通しているのは、
テレビでの紹介やプレスリリースで人が来て注目されたけど、
利用している人が増えていないといったところです。
だいたい、
普通の物々交換サイトでは送料がかかって、利用料もかかる場合があります。
利便性が悪いわりに金銭的なメリットがないんです。
メリット:
いらないものが、欲しいモノと交換できるかもしれない。
デメリット:
毎回送料がかかる。 毎回手間がかかる。 交換できるまで保管しないといけない
無理だよな・・、このモデルじゃ。
このサイト(Give Forward)の物々交換だと
http://give-n-take.net/gat/information/show_help/15
メリット:
ユーザーに送料がかからない、手間が一度ですむ。一気に処分できる。いらないものが、欲しいモノと交換できるかもしれない。
デメリット:
マージンを取られる。サイトが潰れたら全てパーかも。交換できるアイテムがまだ少ない(2007年8月現在2000点ぐらい)
マージンは、例えば、
あるアイテムを提供すると提供したユーザーは200ptもらえたとします
そのアイテムをサイトでは300ptで他のユーザーへ提供します
主に、このマージンの仕組みでサイトの運営(送料の負担)が行なわれます。
サイトがマージンを取る代わりに、送料を負担して、ユーザーにかかる手間も軽減しています。
サイトが潰れたら全てパー、に関しては、
まず、潰れることはないと思っています。
利用者が増えれば、サイトの負担(送料+手間)が増えますが、
マージンによる収益も増えるので負担を相殺することができます。
逆に利用者が増えなければ、
マージンによる収益が増えませんが、サイトの負担も増えないので問題ありません。
交換できるアイテムがまだ少ないという点ですが、
だいたい交換できるアイテムの数は毎月5-10%くらいで増えているので、
そのうち、このデメリットはなくなると思います。
とまぁ、このサイトでは、そんなモデルを組んでいます。
これに加えて、現在、違う角度から攻め込む準備をしています。
できるまで結構時間がかかりそうですが、
できあがれば、このサイトの強力な右腕になります。
ついでですので昔書いた、“現状のままでは全ての物々交換サイトは、失敗します”を紹介します。
長いですよ。
タイトル “現状のままでは全ての物々交換サイトは、失敗します”
----------------------------------------------------------------
主観的に捉えられてしまうかもしれませんが、
全ての物々交換サイト(このサイト、Give Forwardを除く)は、
現状のままでは、全て敗退、衰退、失敗します。
この傲慢な発言は、他の物々交換サイトへの嫌がらせではなく、
今の方法では真似もしたくないから、違う方法を考えて試してもらいたいための発言です。
そして、良い方法が見つかれば、真似をしたいという、どっちみち・・・な発言です。
とにかく、今のままでは、
みんな一列に並んで、崖から飛び降りようとしているように見えます。
なぜこんな風に結論付けてしまうかというと、
結果論的ですが、
先行しているアメリカの物々交換サイトが、ことごとく失敗しているからです。
どうしようもない事実が、ここにあります。
(信憑性の低い情報や、自分の主観が入るので、そのへんを適当に勘定に入れてください)
日本の物々交換サイトは、今年に入ってから現れだしましたが、
アメリカの物々交換サイトは、ちょうど一年くらい前から現れています。
(昔からあるにはあるけど、有名どこが現れたのは、こんな感じ)
アメリカの物々交換サイトは、既に全滅状態です。
ドイツの物々交換サイトも、少し確認を取りましたが、
こちらは現在、利用者の頭打ちになり、下り坂に入っています。
唯一の希望の星である、アメリカのCD交換サイトのlala.comは、
去年の時点で、登録数30万人、CDトレード数50万枚、CD登録数180万枚 (大体9ヶ月間くらい?)
という数字をたたき出しています。
アーティストに還元したり、ライブコンサートを聞けるようにしたり、インターネットラジオを乗っ取って、lalaのサイトで聞けるようにしたり、いろいろな取り組みをしています。
この唯一の希望の星でさえ、今年に入ってからは右肩下がりの落ち目に入っています。
そして、最近になってからは、どうやらCDの物々交換という単一の方向を捨てて、
iTunesの独占市場を狙う、音楽ストリーミングに乗り出しています。
日本の物々交換サイトは、
アメリカからアイデアをそのままパクッてきたかのようなサイトばかりです。
パクること自体は、それほど悪くはありません。
何事も模倣から始まります。
ただ、パクッて来た先(アメリカの物々交換サイト)が、つぶれかかっているのが問題なのです。
さらに悪いことに、日本の物々交換サイトは、模倣しただけで、全然工夫が見られません。
創意工夫というか、日本人の得意とする改善が施されていないのです。
アメリカで失敗しているからといって、
日本で失敗するとは限らない。
という人もいるかもしれません。
ただ、その考えは、考えではなく、単なる実体のない期待です。
一年前のアメリカの物々交換サイトに関するコメントを読んでみると、
今の日本の物々交換サイトと同じような感想を言っています。
要らないモノを交換できるなんて、良いアイデアだ!
ぜひ、使ってみたい!と。
それから一年、アメリカの物々交換サイトは、棺おけに片足を突っ込んでいるlala以外は、消滅しました。(サイト自体は、残っている場合がありますが、交換はほとんど行なわれていない状態にあります)
実際のところ、改善だけでは、
ユーザー主導での物々交換は、どうにもならないと考えています。
ユーザー主導の物々交換というのは、
ユーザー⇔ユーザー での物々交換をさします。
そして、そこには、誰も欲しがらないモノが沈殿して溜まっていくという欠陥があります。
あなたの要らないモノは、私の欲しいモノかもしれない論
は短期的には通用しても、中長期的に通用しません。
短期的には、あなたの要らないモノを欲しと思う人が現れるかもしれません。
しかし、そこから漏れたモノ、誰もが欲しがらないモノが溜まっていきます。
悪いことに、誰もが欲しがらないモノでも、人は高く売りつけようとする傾向があります。
結果、誰もが欲しがらないモノが物々交換サイトに溜まります。 要らないモノ同士の交換は成立しません。 そして、要らないモノばかりある物々交換サイトは、当然のように使う人がいなくなります。 物々交換サイトは失敗に終わります。
短期的には成立しても、時間が経てば経つほどクビが絞まっていきます。
では、インターネットでの物々交換という取り組み自体、間違いなのか?というと、そうではないと考えています。
私が考えている、現在での唯一の解法は、
ユーザー主導ではなく、このサイト(Give Forward)で行なっているような、サイト主導で物々交換を行なうことです。
サイト主導というのは
ユーザーは、物々交換しても良いと思うものを、サイトに一部、もしくは全部を郵送して提供します。
サイトは、そのモノごとに、
Amazonの中古情報や、古書情報から、ユーザーに適切なポイントを与えます。
市場価格が安いものには、少ないポイント、
市場価格の高いものには、多くのポイントを与えます。
ユーザーは与えられたポイントを使って、サイトの保管所にある欲しいモノを受け取ります。
この仕組みによって、
誰も欲しがらないモノでも、高く売りつけようとする傾向を封鎖します。
人があまり欲しがらないモノでも、安く手に入るなら、
自分にとっての掘り出しモノを見つけるきっかけにもなるかと思います。
試しに読んでみよう(聴いてみよう、見てみよう)といった感じに。
また、誰もが欲しがらないモノ = 安いモノ
という傾向が成り立つので、サイトの判断で、強制的にご臨終(焼却!)してもらっても誰も困りません。 (賃貸相場の安いところに保管場所を置けば、強制的にご臨終してもらう必要もなくなります)
サイト主導の物々交換にも問題点があります。
最大の問題は、サイトが信用できるかどうかわからない
という問題です。
ユーザー主導の物々交換は、
交換するモノをユーザーが保持しているので、1つ1つ対応することで、騙されるかもしれないというリスクを分散できるので、サイトをそれほど信用する必要はありません。(ネガティブな意見として、1つ1つ対応するから、送料も高くなるし、手間もその分かかり、さらに、ほしがる相手が出てくるまで、ずーと持ち続けなければならない)
サイト主導の物々交換は、
ユーザーはまず数十点のモノをサイトに郵送します。そのため、騙されるかもしれないというリスクが分散できないため、送り先のサイトにかなりの信用が必要になります。(チャレンジャーは気にしないかもしれませんが、大多数の人にとってはサイトに対する信用が必要になります)
いくら提供しても良いと思うモノや、要らないモノでも、
そして着払いで受け付けるといっても、送る手間が発生します。
信用できないサイトでは、要らないモノでも送らないというのが実情だと思います。
ユーザーとサイトの相互の信用の元で、
サイト主導の物々交換が成立します。
新しい試みで、かつ新しいサイトなので、
信用できるかどうかの判断ができないと言っていいと思います。
では、どうすれば信用を生み出すことができるかというと、
短期的な解法は、私は持っていません。
信用は、コツコツ積み上げていくものだと思っています。
最初から信用しろと強要するのは、土台無理があります。
中長期的に問題にならない程度の、資金を使って、
サイトにある在庫を増やしていけば、欲しいモノがあるというきっかけが増え、試してみようとするユーザーも増えると思っています。
1回試して使ってもらえれば、サイトの信頼も高まり、次回からは壁がなくなり、リピーターになってもらえます。
ユーザーから信用が得られれば、
サイト主導の物々交換の様々な問題点は、改善すれば解決可能な問題に当てはまるので、中長期的に問題がなくなります。
私はサイト主導の物々交換を主張していますが、
ユーザー主導の物々交換をあきらめているわけではありません。
ただ、現時点では解法が思いつかないので、取り組めないアプローチです。
うまくいく何か良い方法を考えようとしています。(1年経っても、思いつきません・・・)
長くなりましたが、もう1つおまけ。
物々交換だけでは、ユーザーのニーズは満たせません。
物々交換+α
でも、十分ではありません。
物々交換+A+B
にする必要があります。
時間はかかると思いますが、新しい組み合わせを模索すべき時です。
